玄関の内窓についてお問い合せをいただいたので、私の簡単な(大雑把な・・・)作り方をご紹介します。
今年の冬は、家中の窓に内窓を設置しようかと思っていました。
その理由は、何気なくつけたテレビで放送されていた「芸能人の家を徹底診断!ハウスドクター」という番組に影響されたから。
ちょうど赤井英和さんのお宅が映っていて、冬に暖房をつけてもリビングが寒いのは、部屋の中の暖かい空気が、窓から外へ逃げていってしまっているからという事らしい。
出演していたハウスドクターによると、「窓というのは、冬場に暖房器具を使用して部屋を暖めても、その熱が外へ逃げてしまう割合が約50%という、家の中で一番熱が逃げてしまう場所。」なんだそうです。
我が家は北国秋田の一戸建てなので、窓は二重サッシではあるものの・・・やはり冬になると、リビングの大きな窓からの冷気が気になっていました。
家を建てたばかりの頃、玄関の小さな窓に目隠しのため内窓をDIYで作ったのですが、確かに冬場の冷気も少しは改善されたように感じました。
今回はリビングの大きな窓に内窓を作りたかったけれど、まずは練習としてリビングの小さい窓用の内窓を作りました。
サイズを測って材料を購入。木材をカット。
窓のサイズは、縦90cm×横74cm。両開きになるように、内窓を2枚作ります。
【外枠用木材】
幅3cm×厚さ1.5cm×長さ182cmの桧材を3本購入。 =2,099円
・1本の木材から、長さ37cmを4本カットする。(横部分)
・2本の木材から、長さ84cmを4本カットする。(縦部分)
【格子用木材】
幅1.5cm×厚さ1.5cm×長さ182cmの桧材を2本購入。 =643円
・1本の木材から、長さ15cmを8本カットする。
・1本の木材から、長さ84cmを2本カットする。(写真撮り忘れました・・・)
タッカーで留めて外枠を作る。
外枠をタッカー(大きなホチキスのようなもの)で留める。表側と裏側の両方をタッカー留めしてあります。
ペイント後、カットしたポリカ中空ボード、格子状木材を貼る。
ポリカ中空ボード 幅91cm×厚さ4mm×長さ182cm =2,138円
ポリカ中空ボードはカッターでカット出来ます。
白くペイントした外枠の裏に、ポリカ中空ボードを両面テープで貼ります。
表にして、格子用の木材を両面テープでポリカ中空ボードに貼ります。(ポリカ中空ボードの表面は凸凹していないので、両面テープで貼る事が可能です。)
最初は縦の格子用木材を貼ってから、バランスをみながら横の格子用木材を貼っていきます。
つまみを付けて、蝶番で固定して完成!!
好きな形のつまみを取り付けます。
セラミックつまみ 148円×2個 =296円
蝶番 224円×4個 =896円
内窓DIYの費用と効果について。
今回はリビングの小さい窓2つを同時に作りました。
1つの窓分の材料費は、
・木材(桧材) 2,742円
・ポリカ 2,138円
・つまみ、蝶番 1,192円
合計 6,073円
木材は杉材であれば1,400円程度だったので、4,730円で済む事になります。今回は桧材を使用したので少し高くなりました。
窓が小さいので、「部屋全体の温度が上がった」とまでは体感できていません。
ただ、窓の近くにあるダイニングテーブルに座った時の、カーテン越しの冷んやりした空気は軽減されているように感じました。
大きな窓なら、効果があるのではないかな?と期待しています。
リビングの大きい窓は、冬以外の時は庭への出入り口としても使用するので、内窓は「引き戸」か「折れ戸」にしようと考えています。
ゆっくりプランを練って、この次の冬はリビングの大きい窓にも内窓を作ってみようと思います。