心の冷えは、体の冷えより強い
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イライラ・悲観的・自分勝手・思いやりがない。
心が不安定な状態を冷えとりでは「心にたまった毒」=「心の冷え」と考えるそうです。

たしかにイライラして起こっている時は「頭にくる」「頭に血がのぼる」「頭がカッカする」などと表現しますよね。
頭に血がのぼった結果、余計に足元が冷えるわけです。

気の流れをスムーズにするため体の上下で温度差のない状態にしたいのに、心が不安定だとそれだけで巡りも悪くなる。

メンタルクリニックを開業した先生から「うつや不眠症の人は冷え症の人が多い」という話を聞いた事があったけど、心も冷えとりで「気の流れ」が良くなれば、自然に穏やかになっていくのかも。

心の状態と関連する臓器がある!!

心の癖、思考の癖でネガティブな感情を持ち続けていると、それが毒となり、その感情と関連する臓器に影響を与えるそうです。

漢方や薬膳に出てくる「五行説」。

肝・心・脾・肺・腎の5つ。

臓器ごとの関連する感情は、

肝:イライラ、傲慢、不眠

心:ツンツン、冷たい、思いやりがない

脾:クヨクヨ、自分勝手、優柔不断

肺:メソメソ、悲観的、強欲

腎:ビクビク、怖がり、スタミナ不足

冷えとりレッスン 入門ノ書/進藤幸恵著

 

漢方や薬膳の本を読むと、「病は気から」の言葉通り、悲しみや怒り、精神的ストレスなどの感情の変化も、臓器に影響し病気の原因になることがあるという考え方が分かります。

 

針灸治療院での体験談。

 

 

以前、首の凝りがひどすぎて、針灸治療院に通っていたことがありました。

問診の際、「睡眠途中で目が覚めた時、目や首に力が入っていたり、眉間にシワを寄せて寝ている事に気づき、そのせいで起きた時の首の凝りがひどいように感じる。」とお話しました。

すると仙人のようなおじいちゃん先生は、爪や目の状態を診たり、ふくらはぎを触診して寝てる時にこむら返りするでしょ?とか、仕事でイライラする事が多いのかな?とか、首の凝りとは関係なさそうなことばかりを言っていました。

そして、「目の疲労から首が凝っているけれど、原因は肝だね。あと脾も。バランスが取れて楽になるようなツボに針治療しますね。」という問診結果に、???マークがいっぱいでした。

東洋医学の考えに興味を持ち始めましたのは、その頃だったように思います。

漢方や薬膳の本を読んで、「肝」が弱ると目や爪、筋や腱に症状が出やすいことが分かり、当時の先生の問診結果に、なるほどと納得できました。

 

「脾」というのが脾臓のこと?と思って疑問だったので、漢方や薬膳の本で調べたところ、「脾」の役割は「消化吸収」とありました。

「脾」の働きが弱くなると、食欲がおちたり、消化不良になったりという事が考えられるようです。

心は丸く穏やかに・・・という冷えとりの考え方。

 

冷えとりの本や、ブログなどを見ると、心の冷えは体の冷えの4000倍~5000倍などと書いてあります。
この数字はどのように導き出されたのか分かりませんが、心も安定して穏やな方が健康的。

イライラ・せかせかしないで、丸く穏やかな心持ちを意識してみようと思います。

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