ウール100%はサラっと快適・暖かい♪毛糸のルームシューズ・・・スリッパを編んでみました。

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普段、ルームシューズはユニクロで購入する我が家です。

毎日使用するものなので、洗い替え用にもう1組購入しようかと思っていたのですが、実家の母から貰った大量の毛糸の消費に、手編みで作ってみたい・・・

毛糸は暖かいイメージがあるので、毛糸小物があるだけでなんだかホンワカしてしまう。

ウール100%のくつ下が暖かいのだから、ルームシューズなら更に足元が暖かいはず。

もともと毛糸なら、アクリルでもウールでも変わりはないと思っていたのですが、(私の認識としては、アクリル毛糸は洗濯をしても「縮まない」けれど、ウールは縮むので洗濯時の気合が違う・・・という程度。)今は、レッグウォーマーやハンドウォーマーなど、肌に触れるものはウール100%の毛糸で作るようになりました。

 

アクリル毛糸は化学繊維、ウールは羊毛

そもそもアクリル毛糸は、化学繊維の中の合成繊維に分類され、でウールに一番「風合いが近い」もの。

まったく同じように見えるけれど、ウールの原料は「羊毛」の天然繊維なのに対して、アクリルの原料はアクリロニトリルという「石油」なんだそうです。

冷えとりでは、皮膚呼吸や汗なども体の排毒と考え、この排毒作用を妨げないために、くつ下はもちろん衣類も天然素材のものがオススメとされています。化繊は排毒作用を妨げて、体の毒をためてしまうという理由のようです。

私自身、冬になるとアクリルのモフモフくつ下を愛用していたのですが、逆に足が冷えるように感じていました。

試しにウール100%のくつ下を購入して履いてみると、ジメっとした感じもなく暖かいということは実証済でした。

 

ウール100%は着る断熱材?汗をかいても快適。

 

天然繊維の、特に羊毛にはクリンプと呼ばれる縮れがあり、この縮れた1本1本の繊維が絡み合い、たくさんの空気を含んでいるため保温効果が高いのだそうです。

家を建てる時に、いろいろな住宅関連の本を読んでいて「空気(気体)の熱伝導率は個体や液体と比べると低く、動きのない空気が最も断熱効果が高い。」ということは知っていました。

つまり、ウールは1本1本の繊維が空気を含んでいるため、天然の断熱材のような役割となって冷たい外気を遮断して暖かいということなのかなと感じています。

またウールの成分は、髪の毛と同じケラチンという蛋白質。
そして表面も髪の毛と同じようにウロコ状の組織(スケール)が規則正しく並んでいます。

このウロコ状の組織(スケール)が湿気の吸収・放出という呼吸作用を行いつつ、スケールを覆う膜は湿気を吸収するが水滴は弾くという、神秘的な存在。

そのおかげで汗をかいても湿った感じが少なく、水溶性の汚れがつきにくいということなんですね。

虫食いの心配があるし、洗濯には縮まないように気を使うけれど、天然の蛋白質ということは、土の中の微生物により分解され、土に還るエコな素材ということでもあるわけです。

私の場合・・・アクリル製品の静電気が尋常ではなかったので、ウールを好むようになったということもあるかもしれません。

 

 

ルームシューズ?スリッパの感想は・・・

 

かぎ針編みは2作目。

本をみながら&ネットで検索して動画を見ながら編んでみました。
本の通りに編むとサイズが小さすぎたので、だいぶ目の数は増やしてあります。

 

 

一番簡単そうな、「携帯用スリッパ」で練習。
なんとなく編み方は理解できたように思います。
ただ、慣れていないので力加減が微妙に違うせいか、やっぱりいびつな形です。

湿気を吸収&放出してくれるせいか、お風呂あがりに裸足で履いた時が心地良いです。
日中はウール100%のくつ下とスリッパの組み合わせはやっぱり暖かいと感じます。

糸のカラーや種類でいろいろバリエーションもありそう。

横幅が思った以上に広くなってしまったので、次はもう少し細く作ってみたいと思います。

 

今回の参考にした本

 

 

 

本当は、この「ふわもこ羊スリッパ」を作りたかったのですが・・・断念。

 

 

夏になったら、麻で編む「ナチュラルスリッパ」も作ってみたい。

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