
我が家のワンズ1号は、もうすぐ満16歳。
6月の健康診断で実施した採血に異常あり、7月に再検査した結果・・・
腎不全と診断されました。
先生の説明によると、年齢とともに少しずつ腎機能が低下していく「慢性腎不全」になるそうです。
腎不全のステージを調べるため精密検査と、肝機能の数値も思わしくなかったので、腹部エコーも実施。
肝臓は大丈夫そうだけど、胆のうがかなり肥大していると言われました。
若いころからワンズ1号は、ALPの数値が高くて気になっていたけれど、先生の診断は胆汁うっ滞が原因とのこと。
服薬生活、始まりました。
まずは、1日1回 夕食後にウルソ50mg×2錠。
・胆道系の疾患
・胆汁うっ滞を伴う肝疾患の利胆
・慢性の肝疾患の肝機能の改善
・コレステロール系胆石を溶かす
医療機関(人間の)のレセプト請求では、「1日の服用量によって病名に気をつける薬剤」と覚えていました。
1.胆汁の流れを良くする。
2.肝臓の血流を増加させることで、肝機能の改善効果。
この他に
3.脂肪の吸収力UPで、消化不良にも良い。
先生のお話では、「シェルティは先天的に、脂肪の代謝が得意ではないため、どうしても肝機能の数値が高い子が多い。胆管疾患も多い犬種で、消化不良で嘔吐したりする子もいる。」のだそうです。
たしかに、ワンズ1号はご飯の後に吐いたりしていて「ご飯の量が多いのかな?」と思っていたけれど。
実は、これって胆のうからのサインだったのかも。
「胆汁の流れが良くなくて、ちゃんと消化できないよ!!」と教えてくれていたように思いました。
7月~ウルソの服用を開始してからは、1度も嘔吐はしていないので、フードを腎臓病の療法食に変更したけれど、このお薬の効果もあるのかなと感じています。
その後、「血管を広げる薬」として出されたお薬は、人間でいえばACE阻害剤。
高血圧症の人によく処方されるお薬の部類です。
現在、2種類を試してみて効果を感じた方を継続しようと思い、日々状態を観察中。
点滴生活、始まりました。
慢性腎不全については、精密検査の結果7月の段階では「ステージ2」。
フードを腎療法食に変えて。
歯磨きガムやオヤツは、サツマイモにして。
こまめに水分を飲ませて。
いろいろ工夫したつもりなのに、8月に入ってさらに数値が悪化・・・
しかし、食欲はあり、足腰に力が入らないながらも散歩には行く気マンマン、ゆっくりでも自分で歩ける。
こんな状態なので、先生は「数字だけだと、ステージ3とも言えるけれど、本人の気合?からすると、ステージ2~3の間と考えて良い。」という見解。
後、私ができることは何かあるものか相談すると、「点滴を週2~3回くらい実施すると、本人は楽かもしれません。」とのこと。
1号の点滴セット。
本日、自宅第1回目の点滴を施行します。
点滴は肩甲骨の上あたりに針を入れて、皮下注射の要領で輸液を入れるもの。
ワンズ1号は体重が12kgなので、1回250mlの輸液を使います。
最初は通院で点滴をお願いしたけれど、「点滴は練習してもらって、自宅の慣れた布団の上なんかで出来ると犬も安心ですよね。」と言われ、聞いてみると自宅で実施している飼い主さんも多いのだとか。
私は針が刺さっているところを直視することができなかったけれど、頑張って練習しました。
余命について
点滴後のご機嫌な1号(左)
カメラを持つとキチンと手を揃えて伏せをする2号(右)
犬の腎不全の場合、余命は後1ヶ月なのか、1年なのか、それ以上なのか。
全く予想ができません。
昨日は元気だったのに、突然急変という話を聞くと不安になるものです。
基本的にシェルティは、そんなに寿命が長い部類の犬種ではないらしく、先生も15歳のシェルティは初めてとおっしゃっていました。
一番最初にブリーダーさんから、「この犬の寿命は8歳~長寿で12歳くらいかな。」と言われていたけれど、1号には小さいころから「一緒に20歳の成人式をお祝いしようね。」と話していたので、彼女もそのつもりなんじゃないかな?と思ったりしています。
朝の一番エネルギーのある時間に、ゆっくり散歩をして。
食事は、腎臓の療法食を食べて。
カリウムやリンの入っていないお水で水分補給をして。
隣に座って、本を読んだり編み物をしたり。
夜は横に布団を敷いて、手を重ねて一緒に寝て。
できることは全部やろう。
残り時間にフォーカスしないで、今一緒の時間を大切にしようと思います。
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