早朝から裏山のネイチャーサウンドをBGMにパソコンで調べ物をしていると、小鳥の声と共に、ガサガサと何かが歩いているような音が聞こえてきました。
気にせずに作業を続けていると、目の前の窓から何となく熱い視線を感じました。
じっと動かない何か。
風でフワリとめくれたレースのカーテンの向こうに見えたのは・・・“カモシカ”でした。
いつ見ても、もののけ姫のシシ神様にしか見えない、凛とした出で立ち。
ウシ科のカモシカですが、見た目はヤギに近い感じがします。
私は、小さい頃から見慣れているので、近くで見るとそこそこ大きいのですが、人を襲ったりしないし特に怖いと感じることはありません。
ただ、カモシカは雄も雌も小さな角があって、この角が最大の武器。
驚かせたり威嚇と思われないように静かに見守ります。
写真を撮ろうとスマホを取りに行っている間に、トコトコと去って行ってしまいました。
朝夕に食事を探して歩いているので、たぶんその途中かな?
カモシカは食事を探すルートが決まっているようです。
帰巣する後ろ姿を見送りながら、住宅街には降りてこなくても良いように、自然の中で食事がまかなえるように共生していきたいなと思いました。