冷えとりの「冷え」は冷え症とは少し違う

B!

 

当初、冷えとりの「冷え」とは、「冷え症」の事だと思っていました。

しかし本を読んでみると、手足が冷たくて・・・という末梢冷え症とは違うらしいという事がわかりました。

私は、平熱35.0°代という、いわゆる低体温。

冬の寒い季節は、手足の末端が冷えるのは当たり前。

肩こり・頭痛・寝つきが良くないのも体質だから仕方ないと思っていました。

また、夏場など暑い季節に「冷え」を感じる事は少なかったのですが、表面は温かくても体の内部は冷えているという、自覚のない「冷え」もあるそうです。

夏でも、お腹やお尻が冷たい私は内部(内臓)の冷えがあるのかも。

本を読んでみて、自分なりの解釈をまとめてみました。

 

「冷え」とは上半身と下半身の温度差のこと

上半身と下半身では約5~6°の温度差があるそうです。

上半身の温度は36.5°だとしても、下半身の温度は31°前後。

これは、発熱する臓器が上半身にしかないためという理由。

つまり、基礎代謝として熱を出す臓器が上半身にしかないため、どうしても下半身は冷えやすいそうです。

 

「冷え」とは

  • 低体温・末梢の冷えだけをいうのではない
  • 上半身の体温が36.5°前後あったとしても下半身が冷えている
  • 体の表面は温かく感じる(火照る)が、体の芯(内部)が冷えている

このような場合も、冷えとりでは「冷え」があると考えるのだそうです。

 

 真冬日が続く今日この頃。もちろん気温は氷点下・・・こんな寒い日は動くのも億劫。だから余計に、手や足などの末端部分はもちろん、とにかく全身が冷え冷えします。今日はのんびりと足湯をしながら本でも読む事にしました。バケツにお湯を入れて足を温めるだけで簡単に全身ポカポカ&リラックスできます。足湯後は水分が残らないように、しっかり足を拭いてくつ下を履きます。今回は、私が実践している足湯のやり方をご紹介します。 足湯の準備  足湯セット バケツ(アイリスオーヤマのソフトバスケットSS:サ...
足湯の量は水深15cm♪足湯で「ぽかぽかデトックス&リラックス」 - 紡ぐ暮らしシンプルな暮らし

 

雪が降って視覚的にも寒く感じる今日このごろ。冷えで血行が悪くなる冬は、編み物に最適な季節。フワフワの毛糸を触っていると気持ち的には暖かいけれど。 実際のところは、肩や首のコリはMAXで足先や指先は冷えを感じます。 そこで、民間療法でマクロビオティックの「お手当法」としても知られている「ショウガ湿布」を試してみました。 ショウガの効能薬効成分:ジンゲロール(生ショウガ)血行促進作用で、温かい血液を手や足の末端まで巡らせてくれるので、冷たい手足を温める。 薬効成分:ショウガオール...
足先や指先の冷えに、ショウガの湿布と足湯を試してみました - 紡ぐ暮らしシンプルな暮らし

 

 

 

東洋医学の考えに基づいた「気の巡り」

「気」は生命エネルギーの源と考えられている東洋医学では、「気」という言葉を良く聞きます。

健康維持のためには、陰と陽の「気」が滞りなく、クルクルと体を巡る事が大切。

また、

「陰の気」→冷たいところを好む

「陽の気」→温かいところを好む

という性質を持っているため、下半身が冷えていると「陰の気」は足元に、「陽の気」は頭に留まってしまうそうです。

つまり、この状態だと「気」の巡りが滞って病気の原因になると考える。

自然治癒力を活性化するために「冷え」をとる

「冷え」があると血管が収縮して血の巡りが悪くなり、体に必要な酸素や栄養が運ばれなくなります。
そのため老廃物や毒がたまり、この状態が続くと内臓の働きが悪くなり、体調がすぐれなかったり、病気になったりするという考え。
たしかに「冷えは万病のもと」と言われますよね。

免疫力は体温が下がると低下しますが、冷えを防いで体温を上げることで、自分自身が本来持っている自然治癒力を目覚めさせるというのが目的。

 

つまり、巡りを良くして健康に!!という事だと解釈しています。

最新の記事はこちらから