雪が降って視覚的にも寒く感じる今日このごろ。
冷えで血行が悪くなる冬は、編み物に最適な季節。
フワフワの毛糸を触っていると気持ち的には暖かいけれど。
実際のところは、
肩や首のコリはMAXで足先や指先は冷えを感じます。
そこで、民間療法でマクロビオティックの「お手当法」としても知られている「ショウガ湿布」を試してみました。
ショウガの効能
薬効成分:ジンゲロール
(生ショウガ)
血行促進作用で、温かい血液を手や足の末端まで巡らせてくれるので、冷たい手足を温める。
薬効成分:ショウガオール
(乾燥ショウガにすることで増加する)
胃腸を刺激して動きを活性化。その運動熱で体の内部から温める。
ショウガは「生」と「乾燥」で薬効が違う生薬
漢方薬の調合はその症状に合わせて、数種類の生薬が組み合わさっています。
ショウガはその生薬としても使われています。
医療用としては、
生ショウガを「生姜(ショウキョウ)」
手や足の末端を温め発汗を促すことによる解熱作用
乾燥ショウガを「乾姜(カンキョウ)」
(根茎を湯通し又は蒸したもの)
冷えからくる腹痛・下痢などの症状の改善
このように症状によって使い分けるのだそうです。
ショウガ湿布の効能
●肩こり、関節痛、腹痛 ➡ 痛みのある場所へ
●気管支炎、喘息 ➡ 胸と背中へ
●便秘、食欲不振などの消化器症状 ➡ お腹全体へ
●肝臓病 ➡ 右側の上腹部(胸の下あたりから)
●腎臓病 ➡ 背中の下で背骨の両側
「ショウガ湿布」は血行促進・温め効果により、冷えや肩こりの解消が期待できそうです。
ショウガ湿布の作り方
① 生姜80gをすりおろして、ガーゼや木綿の布に包む。
② 水1ℓを鍋に入れて①のショウガ入れ沸騰寸前で火を弱める。
③ 弱火で沸騰しない程度に温め、約70度くらいする。
④ ③の中にタオルを浸し、軽く絞る。両端はお湯に漬けないように。
(熱いので絞る時は水道にひっかけて絞ると良いですよ。)
④ 温めたい場所に当て、その上にラップ(又はビニール)と乾いたタオルを重ねると冷めにくい。
⑤ 10分くらい湿布をしたら、2回とりかえる。
ショウガの足湯
ショウガ湿布で作った「ショウガ液」は沸騰しないように火を入れて、2回ほどは繰り返し使えるそうです。
今回は、残った「ショウガ液」を少し温めて足湯に入れてみました。
足湯はお湯の量が水深15㎝というこだわりがあります。
内くるぶしから指4本分上にあるツボ「三陰交」が隠れるくらいの深さです。
足湯のやり方はこちら
↓↓↓↓↓↓↓
やってみた感想は・・・
肩こりにショウガ湿布は
「ビニールと乾いたタオル」の工程をはぶいたため、ショウガ液に浸したタオルはすぐに冷めてしまいました・・・。
「ビニールと乾いたタオル」は必須です。
血行が良くなり、目がぱっちりする!!という効果を期待したけれど、劇的に効果があったという感じではないかな。
湿布をしたときは、温かくて気持ちは良いです。
次はきちんと工程順にやってみよう。
足湯の方が効果を感じました。
全身が温まるので、指先も温かくなるし肩こりにも良いと思います。
血行が良くなったという実感があるのは、足湯の方かな。
片足ずつが少しめんどうだけど、冷えが強いときはやっぱり足湯にしようと思います。