砂糖の代わりの甘味として使われることもある「デーツ=ナツメヤシの実」
ヨーグルトにドライフルーツを刻んで入れ、翌日の朝に少しプルンとなったドライフルーツと一緒に食べるヨーグルトが好き。
レーズン・プルーン・クランベリー・ブルーベリー・マンゴーの他に何かないかなと、いろいろドライフルーツを調べていて目にとまったのが「デーツ=ナツメヤシの実」。
薬膳の「なつめ」は体力、気力を補い、元気を与えてくれる食材。
また、胃腸の調子を整え心を穏やかにする食材でもありますが、「ナツメヤシ」と「なつめ」は違うもの。
「ナツメヤシ」はヤシ科、「なつめ」はクロウメモドキ科なんだそうです。
アーユルヴェーダでは、「生命力の実」とも言われ、サトヴィックな食べ物らしい。
体と心にも良さそうなドライのデーツですが、おやつとしても食べたいなと思い、チョコレートでコーティングして1口チョコのようにしてみました。
デーツは、アーユルヴェーダでサットヴァな食べ物
ヨガのレッスンに通い始めてから、もともと好んで読んでいた薬膳の本以外にアーユルヴェーダの本も読んだりしています。
アーユルヴェーダでは、人の体質というのはヴァータ・ピッタ・カパ(カファ)の基本の3タイプのドーシャがあり、それぞれのバランスは違うけれど、人はこの3つのドーシャ全てを合わせ持っていると考えるそうです。
体質だけでなく、心の状態(精神状態)にも3つのグナ(性質・気質)というものがあり、この3つの心の状態(精神状態)も、全ての人が合わせ持っていると考える、ということに興味がわきました。
3つのグナとは、サットヴァ(純粋性、調和)・ラジャス(激性)・タマス(怠性)。
不安がなく心が穏やか。
幸福で満たされバランスのとれた良い状態。
新鮮な果物や野菜、穀物類、豆類、ナッツ類、ギー、デーツ、新鮮な水、作り立ての食事など・・・
自分勝手、短気で攻撃的。
情熱的だが気分の上下があり不安定で常に落ち着かない状態。
揚げ物、辛いもの、刺激の強いもの、肉、魚、スナック菓子、アイスクリーム、アルコール、コーヒー、(食べ物ではないけれど、たばこも)など・・・
常に不安で暗い心。
不活発で無気力な状態。
加工食品、冷凍食品、電子レンジで温めたもの、作ってから3時間以上経過した食事など・・
理想的なのは、3つのバランスが良く常にサットヴァでいられること。
だからと言って、サットヴァな食べ物だけを摂るというわけではなく、今は何が食べたいかな?と感じ取ることを意識しています。
こんなアールルヴェーダの考え方も知った上で、ちょっとしたおやつにデーツを取り入れてみることにしました。
作り方
材料は、ドライデーツ(種を取っているもの)、板チョコ、クルミ。
デーツは半分に割ると中が空洞になっているので、クルミを手で割って挟みます。
湯せんで溶かしたチョコにフォンデュのようにくぐらせたら、キッチンペーパーの上に並べ冷蔵庫で冷やします。30分程度で固まりました。
今後のアレンジ案
仕上げにココアパウダーを振りかけるのも良さそう。
ベルギー産ダークチョコレートというのを使ったけれど、チョコレートは味に慣れているガーナミルクチョコの方が合うかもしれないと思いました。
今回はクルミのみを入れたけれど、素焼きアーモンドや酸味のあるドライクランベリー、オレンジピール、レモンピールなどを間に挟んでも美味しそう。
生チョコのレシピと組み合わせても良いかもしれないなと考えています。