最近、断捨離したもの。
・メラミンスポンジ
・アクリルたわし
洗面所、トイレ、浴室、台所で使っていたメラミンスポンジ。
洗剤なしで綺麗になるので、地球に環境に、優しいと思っていました。
食器を洗うときに使うアクリル毛糸で編んだ『アクリルたわし』
ワッフル編みのポコポコがなかなか使い勝手が良いのです。
もちろん、軽い汚れなら洗剤いらず。
地球に環境に、優しいと思っていました。
しかし…
小さな小さな繊維くずが取れていて、この小さな繊維くずも、マイクロプラスチックとなり海に流れついているのだそうです。
しかも…
「水あか取りに使うメラミンスポンジや、ポリウレタン製のスポンジは削れやすく、マイクロプラスチック発生量はアクリルより多い。」とも言われているのです。
たしかに…
メラミンスポンジはだんだん小さくなっていくけれど、削れて失くなった部分の行き先なんて、考えてもいませんでした。
びわこふきん
メラミンスポンジやアクリルたわしに代わるモノとして、真っ先に考えたのは『びわこふきん』
ガラ紡糸を日本独自の紡績方法で織った木綿のふきん。
表面がデコボコしていているガラ紡糸が、油や汚れを取り込んでくれるため、『洗剤なしで洗えるふきん』として、食器洗いの際に愛用している方も多いですよね。
気にはなっていたけれど、まだ使った事がありません。
木綿なので、これなら小さな繊維くずが出たとしても大丈夫そう。
私の場合は、ふきんで洗い物をするという習慣がなかったため、試しに無印の落ちワタふきんで皿洗いをしたところ…
慣れていないせいか洗いにくい。
やっぱり、アクリルたわしのような形が合っているようです。
オーガニックコットンのガラ紡糸
今まで使っていたのは、アクリル毛糸で手編みした『ワッフル編みのアクリルたわし』
アクリル毛糸ではなく、オーガニックコットンの糸で同じように編んだら良いかな?
びわこふきんに使われる『ガラ紡糸』の『糸』があれば編めるかな?
そんな事を考えながら、『ガラ紡糸』を探してみたら・・・
ありましたっ!!
オーガニックコットンの落ち綿を原料に
『ガラ紡(がらぼう)』という古い機械で
ゆっくり、ゆっくり。
育てるように紡がれた手紡ぎ風の糸です。
木玉毛織 株式会社
オーガニックコットンで、イメージにピッタリの糸です。
オンラインショップがあったので、早速購入してみました。
糸の種類は3タイプ
糸の種類が3タイプあって、どんな感じか実際に見て触ってみたかったので、それぞれ注文してみました。
①単糸 -tanshi-
紡いだそのままの無撚糸で、強度はやや頼りないけれど素朴な風合いが出る糸。
2~3本取りで使うようです。
②双糸 -soushi-
ガラ紡糸を2本撚り合わせたもので、単糸よりも太い。
柔らかくてもしっかりした仕上がりになるそうです。
出来上がりの厚みが、3タイプの中で1番厚くなるそうです。
③カベ糸 -kabeito-
ガラ紡の単糸と、オーガニックコットンのストレートの極細糸を2本撚り合わせたもの。
比較的丈夫との事で、編み物にも扱いやすくて良いそうです。
ガラ紡糸たわし いろいろ
単糸+カベ糸の組み合わせで『こま編み』の基本の丸型
『こま編み』だと少し厚めのコースターという感じかな。
カベ糸1本で編んだワッフル編み
洗面所・トイレにはチビッコサイズをぶら下げて
単糸+双糸
2週間経過後のヨレっと感のある丸形の『リフ編み』と『こま編み』
使ってみた感想
・『こま編み』のエコたわし
毛糸に比べると、ふんわりとした感じはないので、とても薄く感じます。
洗えないわけではないけれど、もう少し厚みがある方が扱いやすいと思いました。
・『ワッフル編み』のエコたわし
カベ糸1本だけで編んだけれど、適度な厚みがあります。
以前のアクリルたわしと同じような感覚で使えました。
・『リフ編み』のエコたわし
今回初挑戦の編み方です。
カベ糸1本だけで編んだけれど、今回の3種類の編み方の中では一番ふっくらしていて洗いやすいです。
動画を見ながら編んだのですが、『リフ編み』はまだまだ修行が必要です・・・
洗いやすさは『リフ編み』が圧倒的に良いと感じました。
乾きやすさの点では、隙間のある『ワッフル編み』が断然に乾きやすいです。
乾きやすい『リフ編み』が出来たら良いのだけれど。
とりあえず、編み慣れて使い慣れている『ワッフル編み』のエコたわしを作り置きしようと考えています。
糸の組み合わせで、仕上がりがどう変化するのかも楽しみです。
これでまたひとつ、プラスチックフリー。