自然からの贈りもの、春を感じるフキノトウ
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3月に入り北国秋田もようやく雪が溶け、春の訪れを感じる季節になりました。

散歩コースの歩道や公園に少し残った雪の間からチョコンと顔をのぞかせている「フキノトウ」

淡い黄緑色が目をひきます。

今日はワンズといつもの散歩コースを変更し、ぶらりぶらりとフキノトウ探し。

陽当たりの良い所ではすぐに花が咲いてしまうので、周りを良く観察して、つぼみのままのコロンとした旬のフキノトウを6個ほど採ってきました。

茹でると栄養が流れてしまうので、天ぷらにすることにしました。

 

春は苦味を摂る

子供のころ、春になるとフキノトウをはじめ、いろいろな山菜が食卓に出てきたものでした。当時はクセのある山菜が好きになれず、箸をつけないでいると、両親から「春は苦味を食べると健康で元気になる。」と言われたものでした。

気温が少しずつ上がり陽気になり血の巡りのよくなる春は、肝の働きが活発になり、冬の間に体内に溜め込んだ老廃物の排出がはじまり春を迎える体に変化する時期。

フキノトウをはじめ、苦味のある山菜に共通してある「植物アルカロイド」は、肝機能や腎機能を高めて体内の有害物質を排出する=春のデトックス効果が期待できる、という説もあるようです。

植物アルカロイドは、一気に大量に食べるとお腹がゆるくなることもあるようなので、少しずつ食べるのが良いようです。

医療関係者だと、「植物アルカロイド」というワードを聞くと「抗がん剤」を連想してしまうかもしれませんが・・・私は、どうしてもパクリタキセル・ドセタキセルなどを連想してしまいます。

 

また、薬膳では春は肝が活発になることで、相克(抑制)の関係にある脾(消化器)の働きが弱まるのですが、フキノトウの香り成分「フキノリド」が消化液の分泌を促して、健胃・整腸作用があると言われています。

 

つまり、冬から春の軽やかな体へと、デトックスを促しスムーズに移行するために、フキノトウは理想的な食材。

 

今この瞬間の旬をいただく

子供のころは、フキノトウのほろ苦さが苦手で、なかなか馴染めなかったのですが、薬膳の本を読むうちに、「苦味」も必要なものと感じるようになりました。

むしろ春こそ、旬のフキノトウや山菜の「苦味」をいただこうと意識が変わりました。

 

誰が育てているわけでもなく、自分の力で雪が溶けて暖かくなると自然に黄緑色の顔を出すパワー。自生している植物には化学的な栄養成分だけでなく、目には見えないパワーのエネルギーが満ちているように感じます。

春の訪れを感じさせてくれるうえに、体にも嬉しい効果の多いフキノトウ。

旬というのは、自然の恵みが生命にもたらす不思議なベストタイミングなのではないだろうか?と考えてしまいます。

 

フキノトウは、旬の期間がつぼみのうちという本当に短い間。

今この瞬間の旬の時期にしかいただけない食材。

今年も発見できたことに感謝感謝です。

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