夏用のスリッパは、せっかく本を買ったのだから、コットンやリネン糸で編んでみよう!!
と考えていたものの・・
寝相の良ろしくないワンズ1号の“特大裂き編みマット”を編み直し中のため、編み物はしばらくこちらに専念中。
なんだかんだで梅雨の季節。
そして本格的な夏がやってくる。
そんな時、枕カバーを購入するために立ち寄った無印良品のお店で発見したスリッパ。
鼻緒のついた草履タイプな所が気に入りました。そしてお値段は税込690円!!
お風呂上りや梅雨のジメジメした季節にも良さそうなので、さっそく購入して履いてみました。
和の履物 草履のツボ刺激効果
ツボは、東洋医学で経絡上にある「気」の出入り口のことです。
経絡には関連した臓器があり、不調がある場合はその部分が固くなっていたり、押した時に痛みがあったり、皮膚がカサカサしたりという足裏の状態で、健康具合を確認することができます。
足裏は第二の心臓と言われ、たくさんのツボがあります。
足裏の反射区図
鼻緒のあたる親指と人差し指の間は、スマホやパソコンを日常的に使う現代ではとても疲労しやすい、頭(脳)や首、目などのツボがある場所。
1.頭部の反射区が刺激されて、脳疲労の改善や認知症予防。
2.首や目の反射区が刺激されて、首凝りや眼精疲労の改善。
草履を履くことで、自然なツボ押し効果が得られるようです。
腰痛や膝の痛みの原因?!「浮き指」解消、足のアーチを作る
ヨガでは、ただ立つだけの「タダアーサナ」というポーズがあります。
レッスンに行っていたころ、先生が「拇指球(足の親指の裏のふくらんだ部分)とかかとで床をしっかり押して」と声をかけてくれます。
重心が片方だけになっていないか、足の外側または内側だけ、かかとにだけ、つま先だけになっていないか、自分を観察します。
正しい立ち姿勢は、お腹は引っ込んで、お尻は引き締まり、胸を張ることができるので、体は軽くなり、頭もスッキリするのだそうです。
反対に、かかとの方に重心がある場合、お腹が出て、お尻はたるんで、上半身が後ろにいき猫背になるため、ゆがみや緊張が出たり、体が疲れやすくなったりするのだそうです。
私の場合、ただ立っているだけでも重心がグラつき、うまくバランスがとれない。足の指の力がないことに気づき、調べてみたらどうやら「浮き指」のようです。
草履は、鼻緒を親指と人差し指で挟む履き方が、足指の屈曲運動につながり自然にアーチを作ることになります。
足の問題として挙げられる、外反母趾や偏平足の改善トレーニングとしても「足の指でタオルをつかむ」や「足指ジャンケン」などがありますが、要は足指の屈曲運動をしているわけです。
足のアーチを作るために有効な足指の屈曲トレーニングですが、鼻緒を挟んで歩く草履は、足指ジャンケンでグーの状態、タオルをつかんで屈曲した状態になり、自然に重心がつま先側に移動します。
つまり、毎日草履を履くことで、自然と足指の屈曲トレーニングをしているような感じですね。
洗濯もできる無印良品の草履スリッパ
お風呂上りも草履スリッパなら開放感があるので、気持ちよく使えます。
また、ネットに入れて洗濯機で洗うことができるので、気軽に洗濯できる点も嬉しい。
厚みがないスリッパではあるけれど、洗濯後の乾く時間がどれくらいかかるものか気になります。
裏にすべり止めはないので、階段などですべらないように注意は必要かなと思います。
履き始めてから数日ですが足の指が疲れます。アーチが自然にできて、使っていなかった筋肉が鍛えられているような感じ。
なかなか良い買い物だったと満足しています。