以前、年代物の古いホームベーカリーを実家から拝借し、パンを焼いていたことがあります。
朝、香ばしいパンの焼ける匂いが部屋中に広がって、それはもう至福の時でした。
しかし、年代物のホームベーカリーが壊れてしまってからは縁遠くなっていたパン作り。
新しいホームベーカリーを購入しようか検討してみたけれど、場所も取るし、またモノを増やすことにも躊躇してしまう。
こねる作業が苦手なので、ここをクリアできればな・・・と思っていたら、パン職人をしていたことがある友人から、「苦手なら、最初からこねないで混ぜるだけで作ってみれば良いかも」というアドバイスをもらいました。
調べてみると、「こねないパン」のレシピや作り方がたくさんあるじゃないですか?!
実際にこねないでパンができるのか、試作品を作ってみました。
ほんのり甘い 白いまんまるパンの作り方
パン作りの上手な友人のレシピ。
自宅に遊びに行ったときに、焼き立ての白いまんまるパンを食べて悶絶しました。
彼女は普段からこのパンをよく作るそうです。
フワフワで、ほんのり甘くて、バターやジャムなどをつけずに、そのまま食べれるパンです。
強力粉の他に薄力粉を混ぜたり、砂糖を減らしたり、マーガリンで代用したり。
少し我が家用にアレンジしました。
材料
【粉】
・強力粉 200g
・薄力粉 50g
・塩 1g
※【粉】は最初に混ぜておきます。
【液】
・牛乳 80cc
・生クリーム 100cc
・マーガリン 25g
・砂糖 30g
・ドライイースト 5g
作り方
① 牛乳と生クリームを500wで40秒チンしたら、マーガリンを入れて混ぜる。
② ①のボールに砂糖とイーストを入れて3分くらい放置。
③ ②のボールに混ぜておいた【粉】を入れて、ゴムベラで混ぜる。
④ 1つまとまったら、室温で1時間放置。
(200wで30~40秒チンして、そのまま20分くらい庫内放置でもOK)
⑤ 8等分にして、室温で1時間放置。
(200wで30~40秒チンして、そのまま20分くらい庫内放置でもOK)
⑥ 180°で予熱→160°に下げて15~20分焼く。
こねないパンの感想は
友人の作ってくれた白いまんまるパンに比べると、中のキメは粗い感じ。
ふんわりというよりは、どっしりしたパンになりました。
形もまんまるではなくて、素人の手作り感満載です。
ただ、味は抜群!!
ほんのり甘くて、そのまま食べるのにちょうど良いです。
翌日はトーストして食べてみましたが、外側がパリっとして美味しかったです。
とりあえず、気兼ねなく簡単に作れるので、自宅で食べる分には良いかなと思います。
粉類をあらかじめ計量して、ジッパーバッグに入れて冷蔵庫に入れておけば、液類の計量だけですぐ作れます。
こねないパンの1次発酵については、「野菜室で1晩置いてゆっくり発酵させる」というレシピもあるようなので、次回の1次発酵は試してみようかなと思っています。
翌日はこねないシナモンロールを作ってみたり。
パンが熱いうちにアイシングをすると溶けてテカテカになる悪い例。
こねなくても、それなりにパンが作れるということが分かったので、ホームベーカリーの購入は見送ることにします。